スーパーマン リターンズ

昨日、レイトショーで「スーパーマン リターンズ」を見る。
公開されたら見に行こうと思っていたが、いろいろあってまだ見ていなかった事を昼間に突然思い出し、急遽、夜に見に行ったものである。
リターンズは1978年版「スーパーマン」をかなり意識した作品になっていて、オープニングのテーマ曲が流れる場面から、78年版と同じように宇宙空間を進む映像になっている。(78年版はクリプトン星に向かうが、リターンズは地球に向かっている。)
しかも、出演者やスタッフの名前の青い文字が飛び出すようなエフェクトも78年版と同じようにしてある。
細かいところでは、レックス・ルーサーと手下の(掛け合い漫才のような)会話に78年版と同じようなセリフがあったりして、思わずニヤリとしてしまった。
SFXも申し分ないし、78年版を見た人は2倍楽しめると思う。
ところで、設定としては、78年からのシリーズがあって、今回のリターンズがあるという流れになるように合わせているが、舞台は明らかに2006年の現在になっている。(スーパーマンが救う旅客機が777だったり、みんな携帯電話を持っていたり)
劇中にクリプトン星の隕石に78年にアジスアベバで発見と解説文があったので、多分、スーパーマンは78年頃に地球に来たという設定に変えられたのではないかと推測している。
ところで、映画を見ているときに気が付いて、後からパンフレットでも確認したのだが、今回の作品はスーパーマン、ロイス、レックス・ルーサー役の3人とも、あごが割れている、いわゆるケツアゴの顔である。
パンフレットを見ながら、いくらアメリカの映画とはいえ、それはないだろうと思いながら笑ってしまった。